ピッ、ピッ、ピッ、ポーン!
僕には母さんの記憶がない。
そして、男手ひとつで自分を育ててくれた親父がいってしまってもう一年が過ぎようとしていた。
幼い頃はその大きな背中に憧れたものだ。
僕にとって父親であることはもちろんだが、時に友人、そして同じ男としてライバル心を燃やしたこともあった。
いつかは親父を越えたい、そんな風に思っていた・・・、悔しいけど、永遠に越えることは出来なくなってしまった。
あの陽気で明るかった親父が、どうしてそうなってしまったのかは分からないが、親戚縁者からは疎遠にされ、葬式にも自分と、親父の生徒達以外の出席者はほとんどみられなかった。
どんな過去があったのか、そして、母さんのことも、聞きたい事は山ほどあったのに、やはりそれも永遠に聞けなくなってしまった。
全てのきっかけは些細なことだった。
勤め先の女の子達が、休憩時間に皆に振舞っていたケーキ。
僕のデスクの上にも、こんな男には似つかわしくない可愛い皿に乗せられたケーキが運ばれてきた。
「ありがとう」
ぎこちなく礼を言う僕に「このケーキはね」と店名やら種類やらの説明が始まる。
やっぱり女性と話すのは、相手の年齢にかかわらず苦手だ。
甘いものは嫌いではない、いや、むしろ好きなほうだ。
親父が、甘いものが大好きだったということもあるのだろう。
幼い頃はケーキのお土産が嬉しかったものだ。
「あ、明日は親父の誕生日じゃないか・・・、忘れるところだった。そうだ、明日は親父の好きだった店のケーキを買ってこよう。」
「ここか・・・意外に遠出をしてわざわざ買ってきていたのだなぁ」
完全に女性をターゲットにしているであろう、店の装飾と雰囲気が入店することを僕に躊躇させる。
すると1人の女性が僕の横を、すーっと通り過ぎ、なんともスムーズに店の中へと入っていった。
(あれ?今のひと、どこかで会ったような・・・)
このチャンスを逃さないよう、僕も彼女のあとについて店の中へと入っていった。
入ってすぐのカウンターショーケースには色とりどりのケーキが並び、甘い香りが立ち込めている。
店の奥にはテーブルが並べられ、その場で食べていくことも出来るようだ。
目当てのものは当然決まっている、親父の好きだったチーズケーキだ。
この店の人気商品なのだろう、ショーケースの一番目立つところにそれはあった。
夕方だったせいと人気商品(だろう)ということもあり、残りは二つだけだった。
「すみません、このチーズケーキを下さい。」
「え?」
「あ・・・」
先ほどの女性と、ケーキを指差すジャスチャーも、そしてセリフまでもまったく同じタイミングで店員に注文してしまった。
店員も少し困った様子だ。
「えと・・・、どうぞ。ひとつ・・・というわけではありませんよね?私は違うケーキにしますから。」
「いえ、僕が辞退しますよ。ケーキだって、あなたのような方に食べて頂いたほうが本望でしょう。」
彼女はクスクスと笑った。
「可笑しい。ケーキの本望・・・ですか?では、もし良かったらおひとつ如何かしら?私はひとつでいいので。」
「う~ん、よろしいのですか?」
「はい。かまいませんよ。」
「では、お言葉に甘えてそうさせて頂きます。」
「はい。」
笑顔の素敵な女性だ。
僕は勇気を出して聞いてみた、どこかで会ったことがある・・・店の前で見かけてからずっと引っかかっていたのだ。
「あの・・・、もしかして、どこかでお会いしたことありませんか?」
「いえ・・・無いと思いますけど・・・。使い尽くされた古い手・・・なのかしら?」
そう言われて真っ赤になってしまった。
「あ、いえ、ち、違うんです!本当にどこかで会ったことがあるように思えたので・・・。」
「面白い方ね。店員さん、そのケーキ、奥で頂いていきますね。」
「え?」
驚く僕を促すように彼女は言った。
「お時間よろしければご一緒しませんか?独りでひとつのケーキを食べるなんて、なんだか寂しいもの。」
「えっ!?あ、はい!喜んで!」
僕のあまりの喜びようにクスクスと笑う彼女と席に着くと、間もなく先ほどのチーズケーキが2つと注文した僕のコーヒー、そして彼女のレモンティーが運ばれてきた。
彼女は、一口ケーキを頬張っては「美味しい」と顔を綻ばせていた。
「あの・・・。」
「ふふふ」
「あはははっ!」
先ほどのように、二人のセリフがまた重なったので、お互いに笑ってしまった。
「どうぞ、何でしょうか?レディースファーストです。」
「ふふ。では私から・・・、先ほどお店の前で落ち着かない様子でしたが、このお店は初めてなのですか?」
「いやぁ、お恥ずかしい。見られてしまっていたのですね。はい、初めてということもあるし、自分には似つかわしくない店だったので、入店を躊躇していました。」
「そうなのですね。実は、私もこのお店には今日初めて入りました。」
「へぇ~、奇遇ですね。美味しいという評判を聞きつけてここに?女性はそういうことに耳ざといですからね。」
悪く聞こえてしまったのだろうか、彼女は少し表情を曇らせた。
「違いますよ?」
その一言の後、小さなため息を漏らすと、何かを懐かしむように続けた。
「このケーキは、このお店のチーズケーキは私の恩師との思い出のケーキなんです。」
「恩師・・・ですか?」
「はい、以前にお世話になった先生にご馳走になったことのある、思い出のケーキなんです。」
その言葉を聞いて、はっきりとそのときの光景が頭に浮かんだ。
「あっ、思い出しました!あなた親父の葬式に参列してくれていた生徒さんだ。」
「え?お父様?」
「はい。自己紹介が遅れました。僕は関口・・・、関口 学といいます。あなたが恩師と仰る人は私の父ではないでしょうか?」
「関口 学さん・・・、関口先生の?本当ですか?」
「はい、本当です。」
それから、教師らしくまなぶという名前を僕につけたこと、親父がどんな先生だったかなど、お互いに親父との思い出を語り合った。
他愛のない会話だったが、亡き父親の誕生日と思い出のケーキがめぐり合わせてくれた偶然のおかげで、久しぶりに心から楽しいと思えるひと時を過ごすことが出来た。
あれから数年、リビングのソファーで横になっている僕の目の前には、僕の息子を抱いている彼女がいる。
今思えば、きっかけは些細なことだったのかもしれない。
でも、生きていくことが偶然の一致の連続なら、僕はこの偶然に感謝したい。
そして人は、その偶然の一致を運命と呼ぶこともあるのだから。
この番組は、品揃えならグラールNo.1!のクバラ商会と、貴重な0/0武器のご用命は当店まで、のkesla-vaslaの提供でお送りいたします。
皆さんこんばんは、ハルルです♪
今夜も始まりました、ハルルのTurn Up The Radio!
出会いって不思議(^-^)
世界は広くて同じ国に生まれることだって、同じ時代に生まれることだって、確率だけで言ってしまえばものすごいことですよね。
偶然といってしまえばそうなのかもしれません。でも、ただの偶然と考え終わってしまうよりも、出会えたことをもっと大切に思えば素敵な未来が広がるかもしれません。
ラジオを通じた皆さんとの出会いも私は大切にしたいから・・・、今夜も最後までお付き合い下さいね!
前回放送のコメントで、たくさんのゲーム音楽をお勧めいただきました。ありがとうございます。
一口にゲーム音楽と言っても、さまざまなジャンルの音楽があるのですね。
ゲーム中のその場面にあうBGMから、イメージソング、内容を表すテーマソングまで。
ウォルト・ディズニーが映画を製作する上で大切にしたように、BGMやサウンドエフェクトは何かを演出する上で本当に重要なのですね。
音楽の持つ力のようなものを感じますよね。
今夜のBGMは「Can't Take My Eyes Off You (邦題:君の瞳に恋してる)」(←YouTubeにリンクしています。タイトルを右クリックし、別タブか別ウィンドウで開いて下さい。)
このバージョンはBOYS TOWN GANGのバージョンです。
オリジナルは1967年に発表されたフランキー・ヴァリさんによるものですね。
タイトルは知らないけれどどこかで一度は耳にしたことのある歌の代表的なもの?ではないでしょうか。
この歌を紹介したのはですね・・・。
先日、お友達と映画のおしゃべりをしていたのですが、その中で「陰謀のセオリー」という映画の話題が出ました。
メル・ギブソンさんとジュリア・ロバーツさんが主演のサスペンス映画なのですが、この映画を観るとエンディングテーマにもなっているCan't Take My Eyes Off Youがしばらくの間頭から離れなくなるんです(^-^;)
そのことを思い出して、今夜のBGMに使わせて頂きました♪
映画の中で随所に使われている、というわけではありませんが、とても印象的なシーンで主人公がこの歌を口ずさみます。
映画も面白いので、気になる方は是非ご覧になってください。お勧めです!
ちなみにエンディングテーマに使われているローリン・ヒルさんのバージョンはこちら(←同じく右クリックで)、こちらも良いアレンジですね(^-^)b
それでは、皆さんからのお便りを紹介しましょう!
まず最初のお便りは、ペンネームGJさんからのお便りです。
『ハルルさんこんばんは、毎回ラジオ楽しませてもらってます!PSUって間違えやすい名前多いですよね・・・つい先日まで、マドーグのコニィをユニィってずっと読んでましたorz
クバラになるとユニークってなって、面白いな―って思ったらコニークだったんですね!なんか肉みたい(・ω・)ハルルさんも間違えたりしますか?』
GJさん、こんばんは♪
確かにPSUには間違いやすい名前って多いですよね。
文字がつぶれてしまって見難いから、というのもあるのかもしれませんね。
デルジャバン(JABAN)さんをデルジャパン(JAPAN)さんと間違ってしまうのは、その代表ではないかしら?(^-^;)
私にも実はつい最近までずっと間違ったまま覚えてしまっていた素材があるんです・・・。
それは、ジュノアリンです。
リン系の素材なので、普通は間違わないとは思うのですが、何故かジュノリアンと覚えていました。。。
皆さんにもそういうことありますよね?
ありませんか・・・そうですかぁ・・・(+_+)
はい、気を取り直して次のお便りにいきましょう!
こちらはイリヤ・ハッキネンさんからのお便りです。
『もうすぐバレンタインですね!ハルルさんのおすすめチョコレートはなんですか?私はデメルの「猫の舌」とロイズの生チョコシリーズが好きです。どなたかに差し上げるご予定は(≧▽≦)?私は自分にあげますw』
そうなんですよね、今日はもう29日。あと2週間ほどでバレンタインデーですね^^
デメルのチョコも美味しいですよね!
ウィーン王宮御用達の老舗デメルの歴史は、ウィーンの歴史と言われているぐらいなんだそうです。
こちらのショップでも、装飾などがウィーンのお店そのままを再現してありますよね^^
ウィンドウを飾るお菓子によるディスプレイも素敵♪
イリアさんは猫ラベルのチョコがお好きなのですね、私はデメルだとザッハトルテが好きです。クッキーも美味しいですよね(*^-^*)
しっとり滑らかなロイズの生チョコも大好き!毎月の限定フレーバーもいつも楽しみにしています。
ちょっとお値段高めなのですけど、ピエールマルコリーニやゴディバのチョコも好き♪
チョコの香りと甘味、フレーバーのバリエーションなどにブランドの個性が出ていて、チョコレートってすごいお菓子ですね!と本当に思います(>_<)
贈答品ではノカもお勧めです!こちらもチョコの高級ブランドですが、包みがとってもおしゃれなんです♪もちろん美味しいチョコレートですよ。
純粋なソリッドチョコではありませんけど、BABBI(バビ)のチョコウェハースもお勧めです!
すごく美味しいの(*^-^*)
皆さんがお持ちのウェハースというお菓子の概念が変わりますよ!
あ、いけない・・・ちょっと落ち着かないとね^^;
えと、あとはバレンタインにチョコを差し上げる方ね?
まずはお父さんでしょ、それから男性女性かかわらずいつも仲良くして頂いているお友達、勤め先の皆さん、あとは・・・内緒です(^_-)-☆
最後に一言、これは言わないといけませんよね?
皆さん、ご唱和くださいね!
「美味しいものは幸せ♪」
次のお便りは、犬小屋にお住まいの君と過ごす時間さんからのお便りです。
『こんばんは!いつもラジオ楽しく聴かせてもらっています★香水はいろんな香りがありますが、ハルルさんは普段どんな香水をつけているんですか?すごく気になるので教えてください(>_<) だってその香水をつければいつでもハルルが側に…あああ!www』
あの・・・私がいつもそばに???
う~ん・・・。
何だか答えたくなくなってきてしまったのですけど・・・。
でも、せっかくのお便りなので。。。
実は、私は香水はあまりつけません。
これでいいかしら?(^-^;)
でも、いくつかは持っていて、その日の気分でつけることもあるので、その中から二つの香水を紹介しますね。
まずは、ブルガリのローズエッセンシャル。
この香水はその名の通り薔薇の香りを基調とした香水です。
もちろん薔薇のエッセンスだけでなくいろいろな香料が調合されていて、トップノートとラストノートでは全く違った香りとなります。
お友達からのプレゼントでいただいたものですが、ほんの少しだけつけてお出掛けすることはあります。
あ、男性には香水ってあまりおなじみではありませんよね?
もちろん香水に凝っている男性もいらっしゃるとは思うのですけど・・・。
ここで、ほんの少しだけ香水についてお勉強しましょう!
香水には大きく分けて原材料が天然香料と合成香料によるものにまずは分類されます。
天然香料には植物(花、果実など)を原料とするものと、動物性(ムスクやシベットなどの麝香など)のものなどがあります。
天然香料を使った香水はその希少性からお値段も高くなりますね。
合成香料とは、自然界にあるいろいろな香りを薬品などで合成し再現したものさす場合がほとんどです。
一般的に香水は、この香料を数十から数百種混合し作られます。
その種類、調合比率などによって無限の香りが生み出されるのです。
調香師さんという専門の職業があるのも納得ですよね。
その香りには香調といって、これにもいくつかの種類があります。
フローラルは花の香りを基調に、シトラスは柑橘系の果実の香り、オリエンタルはバニラや乳香などの樹脂系を基調としていて、アニマリックはムスクなどを基調としています。
そしてオーデコロンやオードトワレ、パルファムなどは香料とアルコール、そして蒸留水の割合を示す分類なんです。
香料の濃度が高いパルファムなどは、当然香りの持続時間も長いものです。
一般に香水というとこのパルファムや次に濃度の濃いオードパルファムをさします。
綿密に計算され調合された香水は時間の経過とともに、その香りにも変化がみられます。
つけたばかりの数十分の香りをトップノート、それから少し経って変化した香りをミドルノート、さらに時間が経過して香りがなくなるまでの最後の香りをラストノートといいます。
中には最初から最後まで香りに変化のないものもあります。
香水に関する有名なお話だと、マリリンモンローがある記者に「夜寝るときには毎晩何を着て寝ていますか?」と質問され、「シャネルNo.5よ」と答えたお話がありますよね。
このことで「シャネルの5番」は世界的に有名になったそうです。
50mlほどの香水を作るのに、薔薇ならば何千本もの花を必要とします。香りのエッセンスを抽出するのは大変なことなのですね。
あ、ちょっと脱線してしまいましたね(^-^;)
最近の私のお気に入りは、Chloe(クロエ)オードパルファムです。
香調はフローラル、香りを言葉でお伝えするのは難しいのですが、トップノートからラストノートまでどの香りも爽やかな香水です。
でも、つけるとしてもほんの少しですね。
特に美味しいものをいただきにお出掛けするときには、ほとんどつけません。
だって、自分の香水の香りでお料理の風味を台無しにしてしまってはいけませんからね(>_<)
それと、香水のビンってどれも可愛いものばかり(^-^)
どのメーカーのものもすごく可愛いものが多いので、私のお友達にも香水ビンの収集を趣味にされている子がいるぐらいなんです。
あの・・・君と過ごす時間さん、どれも女性用の香水ですけど本当につけるのかしら?。。。
続いてのお便りは、P.N.ウバ様自重さんからのお便りです。
『ハルルさんに質問です!』
ん?このお便りも私への質問みたいですね・・・何かしら・・・。
『ハルルさんに質問です!ハルルさんのマイルームに住みたいのですが、持ち込むのは布団でいいですか?それとも寝袋がいいですか?』
えっ!?
・・・
・・・
・・・
どちらもやめてください。。。
ブログラジオ「ハルルのTurn Up The Radio!」では皆さんからのお便りを募集しています。
お便りの投稿はPSU内メール、または当記事へのコメントでいただくか、Witch Haruruのマイルーム掲示板へ投稿してください。
Witch Haruruのマイルームには検索用に「セレブケーキ 99999999メセタ」をお店に並べています。
PSUでの楽しいことや、情報提供、私への質問、感想など、どんな話題でも結構です!
皆さんからのお便りをお待ちしてまーす(^o^)丿
今日のメンテナンスで期間限定イベント、ガーディアンズ・パーティースコアリングが配信されました!
それにあわせて、特設サイトもオープンしていますね。
GBRの個人別のポイントとは違い、ガーディアンズ皆さんのポイントによってボーナスパネルが開かれていくイベントです。
ボーナスパネルには武器強化成功率+10%も含まれます!
4000ポイント達成の最後のパネルはどんなボーナスなのでしょうね?楽しみです(≧▽≦)b
もちろん私も、少しでもポイントに貢献できるようにがんばります♪
皆さんも楽しみましょ(^-^)
寂しいけれど今夜も放送終了の時間となりました;;
次回の放送で、ハルルのTurn Up The Radio!は第十夜を迎えます。
来週は特別ゲストをお招きしてお送りする予定です、お楽しみに!
それでは、今夜もお相手はハルルでした。バイバーイ♪
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